2018.03.18

ホームページ制作会社の選び方 5つのポイント

ホームページはお客様の顔であり、IT・WEB戦略の土台・根幹となるホームページ。
ホームページ制作会社は、成果を出す会社、出せない会社と様々です。
安易にホームページ制作会社を選ぶと目的によっては将来的に大きな損失となってしまいます。

また、仕事がら、様々なお客様からホームページリニューアルのご相談をいただきますが、現在のホームページ制作会社があまりにひどい対応なため、IT・WEB業界全体の信頼を損なっており、IT・WEBは費用が高く、成果がでないものだと思ってしまっている方もいらっしゃいます。
そのような方が今後、増えないよう、ホームページの選び方を説明していきます。

目的により制作会社の選び方は異なる

ホームページに訪れる人は、何らかの目的を持って訪れています。
「ホームページ制作会社 選び方」で検索された人は、失敗しないホームページ制作会社の選び方は何だろうかという意図を持って検索しています。

そのため、訪れたページはではその目的を解決してあげるために必要なコンテンツを用意する必要があります。
つまり、どういうユーザーのどういう目的を解決するためにホームページを作るのかということを明確にしてホームページは制作する必要があります。

ホームページ制作会社の選び方についても、ホームページの目的により変わってきます。

ではどのような目的があるでしょうか。
まずはよくあるホームページ制作の目的を紹介します。

ホームページ制作の目的

ホームページの目的といっても難しく考える必要はありません。
会社でどのような職種・部署があるのかを考えてみればすぐにわかります。

例えばですが、商品を販売したいのか(優れたセールスパーソン)、会社・商品を知らせたいのか(優れた広報)、採用活動に使いたいのか(優れた人事)などホームページをどのような職種・役割にしたいのかということです。

企業のコーポレートサイトの場合にはおそらくこれら全てを含んでいるかと思いますが、その場合には商品やサービスを広めたいのか、採用活動に使いたいのかなどの優先度や比重を考える必要があります。

こういう事がホームページを作る場合の目的ですが、これらの目的ごとに新規ユーザー(見込み客)を集客したいかどうか、集客したいのか、既存ユーザー向けなのかというマーケティング要素があるかどうかが制作会社を選ぶ上では大事なポイントになります。
 
 

パンフレット・名刺がわり

検索されて、上位に表示されるようにしたいというわけではなく、例えばですが、飲食店や美容院を経営されていて、既存のお客様に定休日や営業時間、電話番号が伝わればよい場合などが該当します。

このような場合にはホームページ制作会社に集客などのマーケティングのスキルは求めずに、デザインが綺麗にできていれさえすれば良いのではないでしょうか。
 
 

営業ツール・集客目的

検索されて、上位に表示されるようにしたい、新規顧客、見込み客と接点を増やしたいという場合、ホームページ制作の目的は「ホームページを作る」ではなく、「ホームページをお客様のビジネスに活かす」ことだと思います。

その場合、ホームページ制作会社に求めるスキルは、作る能力ではなく、プランニング・コンサルティング・SEOなどのマーケティングのスキルとなります。

特に、新規顧客、見込み客と接点を増やしたいという集客目的としてホームページ制作を行われる場合には、集客に関する施策はソーシャルメディア活用、WEB広告、コンテンツマーケティングなど様々な施策がありますが、ホームページが全ての土台となるため制作会社については慎重に選ぶ必要があります。

ここからホームページ制作会社の特徴ごとに注意点・ポイントを紹介していきます。

 

QCDから考える

制作会社ごとに強みに違いがありますが、制作会社の特徴はこのQCDで整理すると理解しやすいです。
※QCD「Quality(品質)」「Cost(費用)」「Delivery(納期)」

1.低価格推し、初期費用無料などの制作会社

いわゆる格安業者です。

「今だけ0円」「実績数10000社」などを訴求している制作会社はいわゆる自社パッケージを持っている会社が多いです。

実績数などはその会社の社歴や従業員数にもよりますが、大手のホームページ制作会社でも300人ほどの業界です。

パッケージ以外で数百以上の実績というのはなかなか難しいと思われます。
実績が数百以上ということはおそらく何らかのパッケージ提供がメインということになります。

パッケージとは何かというとお客様ごとのご要望を細かくヒアリングして、ホームページを制作するというよりは、ヒアリングを簡素に済ませ、雛形のデザインパターンがいくつかある中から選んでもらい完成というイメージです。

とにかく安さだけを求める場合には良いかもしれませんが、前出の「パンフレット・名刺がわり」としてホームページを作りたい場合で、集客目的ではない場合でも、既存顧客が多く、デザインにこだわりたい場合には注意が必要です。

安さだけを求める場合でも、今では無料でホームページを作れるパッケージもありますので、中途半端に制作会社に頼む必要はないかと思います。
ー有名な無料パッケージ
jimdo

wix

amebaownd

また、注意が必要な点としては、こういう格安業者は入り口の初期費用が安かったり、月額1万以下などで導入はしやすいのですが、これをやる場合にはカスタマイズが発生して、5万です、10万ですと柔軟性がなく、ちょっとした対応が妙に高いことも多く、結果として成果も出ず、費用が高くなることもあります。

また、格安パッケージ業者の専用サーバーを利用して、ホームページを制作する場合、ホームページ以外の他のWEB施策を行う場合にも弊害があることがあります。

例えばですが、WEBの便利なパッケージ、ツールを導入しようにもその専用サーバーには導入できないこともあります。

2.納期が早い制作会社

納期が早い制作会社です。ここは2パターンあります。
前出の格安業者でパッケージを使う場合にはパッケージとして大枠完成しているため、作り込みがほとんど必要なく、納期も早いです。

もう1つのパターンはパッケージは使わないがヒアリング・コンサルティングに時間をかけないパターンです。

ホームページでお客様が集客できたり、ビジネスに活かせるようにコンサルティングやプランニングしながら作りますというスタイルではなく、「ページ数10ページなのでxx日です。」という仕事の進め方です。
つまり、単にホームページを作りますという制作会社です。

では、従業員が多く、スキルが高いため納期が早い会社があれば一番ですが、そのような制作会社は通常、仕事もいっぱい抱えているため従業員が多いから納期が早いともなかなかなりません。

つまり、納期というのは、あまりにも仕事を抱えている会社は着手時期が遅くなるため、納期が遅くなる事があるのですが、それ以外についてはヒアリングなどのコンサルティングに時間をかけるかどうか、そこが割愛されてしまうのかどうかで大きく納期は異なり、制作スピード自体はどこの制作会社でも大差はありません。

納期があまりに遅いのは問題ですが、ただホームページができさえすれば良いというわけではないのであれば、素早く成果が出ないホームページを制作しても本末転倒ですので、納期はそこまで気にされない方が良いです。

どうしてもという場合には制作範囲を減らすなどで納期を調整するのが良いと思います。

3.集客・マーケティングの質が高い

集客が得意な制作会社、ただ、ホームページを作るだけではなく、マーケティングが得意ということです。

いわゆるSEO対策など含めた集客が得意な会社という意味では、ホームページ制作能力とマーケティング能力は別物ですので、ほとんどの制作会社は作るのみでマーケティングは弱いです。

家に例えると、家の大工と家の販売のマーケターは全くの別の職業、別の能力だとわかるはずです。
そういう意味では本来はここを重視されるのであれば、ホームページ制作会社を探すよりはWEBマーケティングの会社を探した方が良いです。

4.デザイン・ライティングの質が高い

新規の見込み客を増やしたいなどの集客目的ではなく、前出の「パンフレット・名刺がわり」としてホームページを作りたい場合にはデザインやホームページのライティング(記事のテキストなどの文章)が得意な制作会社がマッチしていると思います。

既存の顧客に対して、役に立つページを提供してのカスタマーサポートや売れるセールスライティング、購買につながる魅力的でわかりやすいデザインなどでアップセル・クロスセルを狙い、顧客の売り上げ単価を増やしたいなどの目的の場合にはコンテンツのプランニング力やセールスライティング、デザイン力のある制作会社を選ぶのが良いです。

つまり、すでにある程度集客できており、新規の集客に伸び代がない場合にはこのようなコンバージョン(成約率)を高めるための施策を打つためにコンテンツのプランニング力やセールスライティング、デザイン力のある制作会社を選ぶのが良いです。

5.コンサルティングが強く、一気通貫

上記のように、集客が強い、コンバージョン(成約)が強いと場合分けをしましたが、実は綺麗に完全にわかれないものも多いです。

また、ホームページ制作の目的を明確にするのが大事だという説明もしましたが、お客様側で明確化し、その目的ごとに最適な施策を打てる業者を選ぶというのはなかなか難易度が高いです。

目的を明確にしない場合には目的に合っていないものができあがるため、結果的には意味のないものを作ってしまい高くつきます。

目的の明確化からサポートしてもらいたいという場合には、ヒアリングなどのコンサルティングに強く、アフターフォローも手厚い、格安業者とは真逆のお客様と密着型の業者もあります。

ホームページを作るだけ、コンサルするだけ、集客するだけと特定のものを売り物にするのではなく、成果が出るものからお客様に提案できるWEBに関するありとあらゆることの中から最適な提案とその実行が行えます。

集客はこの会社、制作はこの会社と窓口が別れている場合には横断する施策を行う場合にはお客様側の業務も煩雑となってしまいます。
このような一気通貫で行える、制作会社の場合、お客様としても窓口が1つで済むのもメリットです。

弊社は冒頭で説明しました、IT・WEB業界全体の信頼を損なうような業者の存在を残念に思っており、業界の信頼を取り戻したいため、手厚いコンサルティングと一気通貫のサービス提供を行なっております。

ホームページに関してお悩みであれば私たちにご相談ください。
確実にメリットがある情報をご提供させていただきます。