アジャイル開発事例(アクティビティープラットフォーム開発事例)


弊社は、有名事業会社で実際にサービス運営していたメンバーが多数いるため、効果的な企画・要件・機能など成果を出すことを強みとし、人材紹介サイト、物件紹介サイト、予約サイト、シェアリングエコノミーなどの各種マッチングサイトや新規toC向けWEBシステム開発に関する開発を得意としております。
 
多くの開発会社・制作会社を見てきている、比較してきている開発会社選定のプロにより、「マッチングサイト構築の実績が豊富なホームページ制作会社・システム開発会社」として多数メディアに掲載されております。
 

 
弊社のプラットフォーム・マッチングサイト構築については 成功するマッチングサイトを作りたい方へをご参照ください。
 
 
今回は、石垣島での※アクティビティショップ予約サイト(プラットフォーム構築)の事例のご紹介となります。
※旅行先での体験型レジャー。カヌーやラフティング、さまざまな遊びを指す。
 

 
 

お客様情報

 
沖縄県石垣島でマリンレジャーサービスに従事されている「LeaLea合同会社」の代表 清水様にお話をお伺いしました。
 

アジャイル開発事例(アクティビティープラットフォーム開発事例)お客様イメージ

今回実施したサービス

サービスの成果

定額制でのアジャイル開発でなければ、このように本当に満足するようなサービス開発ができなかったと思います

 
 

プロジェクト概要

 

アジャイル開発_プラットフォーム(アクティビティーサイト)イメージ

 

サービス種別:BtoCマッチングサイト(プラットフォーム・石垣島のアクティビティショップ予約サイト)

石垣島のアクティビティー予約をしたい個人とアクティビティを提供するショップ(法人)のマッチングサイト・プラットフォーム。
 
提供者(供給者):アクティビティのプランを提供するショップ
利用者(需要者):石垣島のアクティビティー予約をしたい個人
運営者・・・LeaLea合同会社様(ライズ石垣島というショップも運営する提供者でもある。)

 
 

マッチングサイトの課金(マネタイズ)方法

予約手数料をショップに対して運営より徴収。システム的にはお金のやり取りはせず、プラットフォームとして、予約手数料の計算・請求額の計算を実施し、実際の請求は請求書ベースで行う。
予約した個人はショップに対し、石垣島の現地で現金・クレジットカードによる決済を行う。

 
 

採用技術・開発言語

React(Redux)
※Facebookによって開発されているユーザインタフェース構築のためのJavaScriptライブラリ。Reactはシングルページアプリケーション(SPA Single Page Application ブラウザのページ遷移を行う事なく、コンテンツを切り替える Webアプリケーションアーキテクチャ)開発やモバイルアプリケーションの開発におけるベースとして使用することができる。
 
Typescript
※Microsoftによって開発・発表された、JavaScriptを拡張して作られたプログラミング言語。 変数のデータ型をあらかじめ決めることができ(静的型付けと呼ばる)、コンパイルする時点でエラーが分かること、コードの読みやすさ、大人数が開発に携わる環境で便利なことが特徴
 
Firebase(firestore)
※Firebase, Inc.が開発し、その後2014年にGoogleに買収されたモバイル・Webアプリケーション開発プラットフォーム。 Firebaseを使うことで、開発者はアプリケーションの開発に専念できる。

 
 

開発期間

初期開発4ヶ月+保守継続中

 
 

プラットフォーム・マッチングサイト開発の背景は?

 

アジャイル開発_プラットフォーム(アクティビティーサイト)イメージ

石垣島を含む八重山エリアは観光客数が増加しており、県外の企業のインターネット参入により現地情報サイトやアクティビティの予約サイトが乱立しています。
 
それぞれがお店としての個性や強みとする所を持ち、日々安全・快適なサービスの提供に努めているショップ、しっかりしたサービスを行っていないショップと様々な状況。
 
しかし、大手のポータルサイト各社は、価格や販売数を重視した掲載が中心であり、ショップの目に見えない質やユーザーニーズの多様性(例えば、船酔いしない大きな船がある、アットホームさが売り、施設が綺麗など)にこたえられていないと認識しています。
 
そのため、ユーザーの求めている事とショップの売りをしっかりとマッチングできるアクティビティ予約サイトを制作したいと今回開発することに決めました。

 
 

 
 

開発会社はどのように選ばれましたか?

 

アジャイル開発事例(アクティビティープラットフォーム開発事例)お客様イメージ

4社の開発会社様と今回のプラットフォーム開発の相談をしました。こちらはITの素人なため、一緒にいいものを作ろうと考えてもらえる、質が高い、予算内という開発会社様を選びました。
 
まず驚いたのは見積もりの金額が全然違ったことです。開発会社により一番安い見積もりと一番高い見積もりで4倍ほど違いがありました。
 
こちらが伝えたことを時間をかけてそこまで聞かず、それはできます、それもできますと、予算の範囲であれもこれもできるとお話しがあった開発会社がありました。
 
そこの開発会社様は安かったのですが、本当だろうか?と感じたことと、実績のサイトも見せていただいたのですが、その実績がイマイチに感じたため遠慮しました。
 
では高い開発会社が良かったかというと、そちらもあまり話も聞かずに、とにかく高い見積もりでした。あまりやりたくないのかな?とまで思いました。
 
ベクティスさんは他の開発会社様と比べてとにかく質問の数が多かったです。そして、作りたいプラットフォームの理解度も一番高かった。ご担当者が冷静で論理的な人だったので、良い事も悪い事も冷静に伝えてもらいました。そこが安心感につながり選びました。

 
 

定額制のアジャイル開発についてはいかがでした?

 
最初はよくある成果物請負での開発で考えていました。私が作りたいのはこれです、それを納品していただいたらおいくら支払いますというものです。
 
今回は、我々も素人なので、一緒に考えてくれる・提案してくれる開発会社選びたいという考えがありましたので、定額制のアジャイル開発は稼働に応じた請求であったため向いていたように感じました。
 
最初は、稼働に応じた開発だとリリースまでたどり着くのだろうかと不安に思いました。
ただ、優先度を決めて、必ず開発する機能から作り、まずは形にしましょうというお話しで安心しました。
 
企画・仕様が煮詰まっていなかったので、とにかく打ち合わせを密に行っていただきました。また、途中途中で実際の開発物を早めに見せてもらえたので安心しました。
 
企画・仕様が煮詰まっていないまま、他の開発会社様に成果物請負でやっていたら、きっと仕様の変更が多かったり、中途半端なものになったり、揉めていたかもしれないなと思いました。
 
その点、定額制のアジャイル開発では、打ち合わせを密に行え、検討が不十分だったところをかなり補っていただけ、私のようなITの素人には向いたサービスだと思います。

 
 
【参考 アジャイル開発とは】

●新規事業=仮説検証 新規事業≠システム開発
【アジャイル開発】:プロジェクトのゴール=一括請負の無駄をなくし、可能な限り価値あるソフトウェアを作ることにフォーカスした開発手法。
 
【一括請負契約】:プロジェクトのゴール=予め決めた機能、ドキュメントで合意したものを作ること。納品物に対して、対価を支払う契約形態。
 
このようにそもそもプロジェクトに対する認識が異なります。プロジェクトに求めることが、決められた仕様・ドキュメント通りに開発することなら、一括請負が向いています。
その一方で、目的が開発ではなく、新規事業の立ち上げであるならアジャイル開発が向いています。
市場に早期にリリースし、プロダクトは磨いていくものという考え方のもと開発するのがアジャイル開発です。
 
 
●そもそもこれまでの開発手法が困難
これまでのウォーターフォール型のプロジェクトの進め方で、プロジェクト開始時点にすべての要求を集めることが可能でしょうか?また、不確実性が高い新規サービス開発において、すべての要求を開発のスタート時点で業者に伝えることは可能でしょうか?

お客様側で全て、漏れなく、後からの変更なく提示し、業者側でも認識の相違なくドキュメントに起こし、認識を合わせきるという作業も可能でしょうか?

このように、要件・仕様は変わることが大前提としたスタンスでの開発がアジャイル開発です。

 
 

弊社でのアジャイル開発の詳細はまるで社内の開発チームのように開発を推進できる開発の本質を追求したラボ型・ニアショア・アジャイル開発をご参照ください。

 

 
 

今回のプラットフォーム開発のプロジェクトの流れ(アジャイル開発のプロセスについて)

アジャイル開発_プラットフォーム(アクティビティーサイト)イメージ

 
今回のプラットフォーム開発において、アジャイルでのプロジェクト進行をご紹介。

 

ご契約前

 

ベクティスさんは、質問が多くて、理解度が高いというお話をしましたが、多面的にヒアリングを行っていただきました。
 
集客については、現時点では予算をあまりかけれないが、スタッフは多数いるためブログ・SEOでの集客を考えていました。
そのため、検索結果で上位表示されるSEO対策に強いかどうかは気にしていました。
 
ベクティスさんは、契約前でしたが、ベンチマークしていた大手のサイトがなぜSEOが強いのか、システム的にSEOに強くなる構造・作り方や、記事上の工夫点などについても分析結果を説明してくれました。
SEO対策に強いんだなと安心しました。
 
 

【実施事項】

    上記で記載したようなアジャイル開発のご説明、並びにご要望についてヒアリングを実施。参考サイトを4サイト挙げていただき、以下のような事を中心にヒアリングを行いました。

  • ●  ビジネスモデル
  • ●  ターゲット
  • 開発するプラットフォームの利用者の年齢、性別、家族構成、利用想定シーンなど。

  • ●  プラットフォーム
  • 誰と誰の何がマッチングするのか、登場人物は誰か。

  • ●  課金方法
  • どこからどのようにお金が流れていくのか、プラットフォームでの運営として、どのようにお金を徴収するのか。

  • ●  集客方法
  • 利用者(需要者/石垣島のアクティビティー予約をしたい個人)について、広告やSEO対策などどのようにプラットフォームに集めるのか、提供者(供給者/アクティビティのプランを提供するショップ)についてはどのように集めるのか。

  • ●  想定している要件・仕様
  • ●  御予算

 
 

 

プラットフォーム開発開始初月

 
初月は、打ち合わせが密にやらせていただいたなと思っています。
 
打ち合わせをしていくなかで、検討が不十分だったところも見つかりましたし、これを自分1人で検討しても詰めきれなかったなと思っています。
 
サービスを作ることばかりを考えていましたが、その前に自分がやりたかったことが何だったのかをしっかりと明示することができて良かったです。
 
 

【実施事項】

ご契約後は稼働のイメージを共有し、主に要件・仕様周りをアジャイルソフトウェア開発にそって進めました。
 
週に2回、2-3時間の長時間の打ち合わせを実施し、ビジネスモデルや今回のプロジェクトの価値は何か?についてディスカッションを行いました。
 
アジャイル開発では、価値にフォーカスしやすくするためのツールとして「インセプションデッキ」というフレームを使用します。
可能な限り価値あるソフトウェアを作るため、以下のようなツールを使用し、ヒアリングとまとめを行いました。(一部紹介)

  • ●  ご契約の稼働イメージの共有
  • アジャイル開発事例(アクティビティープラットフォーム開発事例)_稼働報告イメージ
    アジャイル開発事例(アクティビティープラットフォーム開発事例)_稼働報告イメージ

     
     

  • ●  エレベーターピッチ
  • プロダクトの強みが何か、どこに価値があるのか、それを明確にできるフォーマット。また、この明確さにより、プロジェクトにおける優先度づけにも利用できる。プロジェクトの指針となる。
     

    アジャイル開発事例(アクティビティープラットフォーム開発事例)_エレベーターピッチ事例

     

     
     

  • ●  パッケージデザイン
  • もし仮に今回のプロダクトがスーパーマーケットの棚に並ぶとしたら、どんなパッケージ(訴求)ならそれを買いたいと思うだろうか?ユーザーの立場でそれについてを考える。
     
    機能や特徴ではなく、ユーザーにとっての効能(アピールになること)を考える。特徴を効能に置き換え、より価値を明確にする。
     
     

    今回のパッケージデザイン例
    ・実際のイメージが湧き(写真・文字情報が多いなど)、情報の非対称性が少ない。(ユーザーは知らず、現地の人だけ知っている情報が少ない。現地に行って初めて分かる事態が発生しにくい)
     
    ・旅行のタイムスケジュール・集合時間、解散場所、持参すべきもの、子供は参加できるのか、気温はどうなのかなどの情報が詳細にわかるため旅行の計画が立てやすい、時間節約ができる。
     
    ・加盟店の顔、実際にアクティビティーを案内してくれる人の顔がわかり安心感がある。
     
    ・最安値のアクティビティープランの予約ができる。(実際可能なのか要確認)
     
     

  • ●  トレードオフスライダー
  • 時間・予算・品質・スコープはトレードオフの関係と理解し、本当に価値あるものとは何かを定義し、その優先度にそって開発を行うことが価値の最大化にとって重要。
     

    アジャイル開発事例(アクティビティープラットフォーム開発事例)_トレードオフスライダー事例

     
     

  • ●  やる・やらないリスト
  • 価値あるものを作るには、何をやるのかと同じくらい、何をやらないのかも大事。
     
    何を作り、どこに時間をかけ、どこはやらない、簡素でもいいと価値に合わせた稼働の最適化を図るのかが大事。
     
    やる、やらない、後で決めるに機能を分類する。
     

  • ●  デザイン提示
  • プロジェクト開始1ヶ月目の後半にデザインのイメージをご提示。

 
 

プラットフォーム開発開始2ヶ月目以降

アジャイル開発_プラットフォーム(アクティビティーサイト)イメージ

 
コミュニケーションの頻度や量も適切でした。
 
最初の要件・仕様を詰めるフェーズでは、多く、長く打ち合わせを行い、ヒアリングの密度が濃くて良かったです。
 
その後はプロジェクトが進んだため、二週間に一度定例という形でというのも適切な回数だったと思います。
 
その他、早く決めた方が良いことがでてきた場合には、チャットツールを使ったり、電話でコミュニケーションを柔軟に取れたため安心感がありました。
 

 

【実施事項】
お打ち合わせ時には、やるやらないリストを中心に要件・仕様の確認や実際の動くプログラムをご提示してご確認いただいておりました。
また、その時点での稼働量についてもご報告しておりました。

 
 

 
 

開発したプラットフォームについて

 

アジャイル開発_プラットフォーム(アクティビティーサイト)イメージ

今回開発したプラットフォームは、トレードオフスライダーに沿って反映されていると思います。
加盟店の業務は回っていますね。
 
やる・やらないリストについてはやらないとなったものや保留にしていたものについても結果的にはわがままを聞いていただいてかなり対応していただいたと思っています。
 
 
【今回開発したプラットフォームの機能一覧(一部紹介)】

 

【プラットフォーム側機能】

  • ●  プラン検索
  • ●  予約申込み(リクエスト予約)
  • 予約申込=仮予約とし、在庫があれば予約とする予約形式。

  • ●  予約申込み(オンライン予約)
  • 予約申込=予約となる、即時に予約が可能な予約形式。

  • ●  メッセージ
  • ●  口コミ
  • ●  記事
  • ●  レコメンド


 
 

【運営側・ショップ側管理画面機能】

  • ●  プラン登録
  • ●  プランステータス変更
  • 申込、予約確定、キャンセル、催行済みなどのステータス管理。

  • ●  メッセージ
  • メッセージ送信やメッセージの履歴やステータス変更履歴を表示。

  • ●  レコメンド設定
  • ●  予約一覧
  • ●  ショップ情報登録・編集
  • ●  請求一覧
  • ●  口コミ一覧、ショップからの口コミ返信
  • ●  記事一覧、記事登録・編集
  • ●  ダッシュボード
  • 新規予約の表示、ショップに対しての徴収期日のアラート。

  • ●  ショップアカウント作成

 
 

 
 

定額制アジャイル開発でのSEO対策については?

 
ーー今回のプロジェクトでは、広告ではなく、SEOでの集客に力を入れたいというお話でしたが、いかがでしたか?

とても勉強になりました。とりあえず記事を書けばいいのかと思っていたのですが、説明がわかりやすく、考え方が理解できました。
 
また、現地の加盟店(ショップ)にも記事を書いてもらえると権威性があるので、良いという提案もいただけて感謝しています。
 
 

【実施事項】

    ご契約後、1.5ヶ月経過時に以下を実施。

  • ●  キーワード調査・狙うべきキーワードのアドバイスレポート提示
  • ●  記事の方向性・競合調査レポート提示
  • ●  記事の書き方についてのアドバイス

 
 

ベクティスにご依頼されて良かったと思われますか?

 

アジャイル開発事例(アクティビティープラットフォーム開発事例)お客様イメージ

エレベーターピッチ、パッケージデザインで決めたように機械的な価格による比較サイトではなく、現地のショップの顔が見える、声やこだわりが表現されているような安心感があるプラットフォームにできたことが何より満足です。
 
ベクティスさんにして本当に良かったなと思っています。
恐らく定額制でのアジャイル開発でなければ、このように本当に満足するようなサービス開発ができなかったと思います。
 
仕組みとしては十分に用意していただいたので、後は自分たちで記事を書いていき、サービスを伸ばしていきたいと思います。
 
 

「新規事業立ち上げ」のため、最初から大きな予算は取りにくい、小さく事業検証しながら、スモールスタートしたい。
そのようなご要望に対応するためのサービスを弊社では用意しております。

 
事業を立ち上げる=ユーザーへの仮説検証ですので、そこに市場があるのか、サービスとしてうまくいくのか検証するために必要な機能に絞り開発するという考え方です。
 
詳しくは、まるで社内の開発チームのように開発を推進できる開発の本質を追求したラボ型・ニアショア・アジャイル開発をご参照ください。

 
興味がある方は是非お気軽にお問い合わせください。確実にメリットがある情報をご提供させていただきます。