2020.07.06
弊社は、多くの開発会社・制作会社を見てきている、比較してきている開発会社選定のプロにより、「マッチングサイト構築の実績が豊富なホームページ制作会社・システム開発会社」として多数メディアに掲載されております。
評価されたポイントとしては以下です。
マッチングサイト構築でお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
昨今のコロナ禍の影響により、このままこれまでの延長でビジネスをやっていてはいけないと、新規事業として、近年流行っているマッチングサービスを自社でも立ち上げれないか。
皆様の会社でも、新規事業としてマッチングサービスを立ち上げようという企画中で、マッチングアプリの開発費用がいくらなのか?マッチングアプリが得意な開発会社はどこだろうか?と検討されているのではないでしょうか?
マッチングアプリと言っても様々なサービスがあります。
料理宅配サービス「代表例:Uber Eats(ウーバーイーツ)」や民泊サービス「代表例:Airbnb(エアビーアンドビー)」などの一般的なマッチングアプリや近年流行っている、いわゆる出会い系サービスや婚活アプリ「代表例:Paris(ペアーズ)、match.com(マッチドットコム)」、パパ活・ギャラ飲みアプリ「代表例:Sugar Daddy(シュガーダディー)、pato(パト)」と様々です。
ここでは、これからマッチングアプリを新規に作られたい方向けに一般的なマッチングアプリ、いわゆる出会い系アプリの開発費用や新規事業としてアプリ開発することのメリット・デメリットを記載します。
当記事を読んでいただければ「マッチングアプリ開発の費用」「アプリ開発費用の算出方法」「マッチングサービスのオススメの開発方法」について理解できるよう記載しております。
まず、マッチングサービスをアプリ用(「App Store」や「Google Play」からアプリをダウンロードして使用する形式)で作るのかとweb用(スマートフォン、パソコンのブラウザでの利用)では費用が異なります。
最初に結論となりますが、マッチングサイトと一言で言っても100万円を切るものもあれば、1000万円以上かかるものもありますが、ざっとだいたいのマッチングサイトの相場観を知りたい方向けに概算の金額イメージを説明させていただくと以下となります。
参考マッチングサイト構築費用の相場は?費用を抑える5つのポイント
上記がweb用でマッチングサイトを制作した場合の費用です。
こちらはある程度、マッチングサイトの制作に慣れた開発会社をイメージしています。
慣れておらず、はじめてマッチングサイトを作られる場合には700〜800万円と言われることもあると思います。
正確に言うと、何を作るか、どの程度こだわりたいか次第ではあるので、これから会社で予算取りをされる場合には、webのマッチングサイト制作は500万円はかかるものだと思われていた方が良いかと思います。
アプリ用で作る場合には、上記の金額に200-300万円追加でかかるイメージとなります。
マッチングアプリ、特に出会い系のサービスをアプリにしようとするとかなりの高額になります。
比較ビズによると、Paris(ペアーズ)のようなマッチングアプリを3社から見積もりを取ると、847万円〜1020万円の見積もりになったとのことです。
これは弊社の感覚としても理解できる金額です。正確にお話しすると、相場感としては理解できますが、ご要望次第では600万円〜1500万円にもなることもあり得るなとは思っております。
ここまでを読んで頂いて、マッチングサービスをアプリで作ることは高すぎるため辞めた、webで十分という方はこちらにwebサイトでマッチングサイトを作る際の費用やその抑え方を解説しておりますのでご確認ください。
先ほど説明したように、一般的なマッチングアプリといわゆる出会い系のマッチングアプリでは開発費用が異なります。つまりは、どういう種類のアプリを作りたいかにより金額は異なります。
パンフレットや紙、コーポレートサイトをアプリに置き換えましたというイメージのもの
便利なツール系アプリです。写真を少し加工して保存できる、体重を記録できる、和暦を西暦に変換できるなどほぼ単一の機能でよく無料アプリなどであるようなイメージのアプリです。
【通常の開発期間のアプリ】・・・300-600万
コミュニティ、マッチングサービス
【EC、ゲーム、位置情報、動画】・・・600万〜
参考「アプリ開発の費用の相場・開発費用を抑えるコツ・開発会社の特徴」ー「アプリ開発の大まかな相場」より
こちらで、マッチングサービス300-600万と書かれてはおりますが、比較的簡易なサービス系のアプリの場合にはその金額もあり得るということです。
つまり、開発する機能量や複雑さにより費用が変わるというのが大まかな考え方になるのですが、Paris(ペアーズ)のような出会い系のマッチングアプリの場合には比較的仕様が重たいため先出の1000万円前後になると言えます。
ではどのようにアプリ開発の費用を計算するのでしょうか。以下で説明していきます。
まず、開発会社における費用の算出方法を説明します。
WEB・IT業界での費用の計算方法は開発期間=費用となります。
WEB・IT業界ではスタッフが1ヶ月稼働=1人月という言い方をします。
1人月がいくらかは幅があり、格安業者で50万、高いと150万などもありますが、どこの制作会社でも1人月はだいたい60-100万くらいに収まり、多くは80万前後が相場だと思います。
参考「アプリ開発の費用の相場・開発費用を抑えるコツ・開発会社の特徴」ー「アプリ開発の大まかな相場」より
つまり「費用がかかる=稼働量が多い」案件ということを意味します。
webでマッチングサービスを作る場合には、500万円と言いましたが、例えば1人月100万円で計算すると、5人月稼働が必要だと開発会社は見積もったと言うことです。
Paris(ペアーズ)のようなマッチングアプリは開発的には大変で、先出の1000万円前後になるということは、10人月分稼働が必要だと開発会社は見積もったということです。
では、アプリだとなぜ、webより費用がかかるのでしょうか。
スマホアプリはiOSアプリ(iPhoneやiPad)、Androidアプリ(XperiaやGalaxyなど)があります。
「App Store」や「Google Play」からアプリをダウンロードして使用しますが、それぞれのアプリ用に開発が必要となります。
つまり、稼働が2倍かかるのです。そのため、単純にweb(ブラウザ)でサービスを作るのに比べ、費用は2倍かかります。
アプリの作り方によっても費用は異なります。
ネイティブアプリ(フルネイティブとも言う)、ガワネイティブ(ガワアプリ・ハイブリッドアプリとも言う)という作り方があり、ネイティブアプリの方が費用は高くなります。
カメラやGPSなどアプリ固有の機能を使えるようにするにはその部分はネイティブとして作る必要があるのですが、その必要性がない箇所も全部アプリとして作る作り方です。
一般的には高コストで期間がかかりやすくなります。またメンテナンスの労力もかかります。
一方で直感的なUIが実現できたり、動作速度が快適だったり(WEBでもかなり快適ですので諸説あります)というのがよく言われることです。
こちらはネイティブアプリの逆です。
中身の部分をWEBで作るためiOS/Androidの両方の対応が不要になるため、低コストで比較的開発期間がかかりません。
参考「アプリ開発の費用の相場・開発費用を抑えるコツ・開発会社の特徴」ー「アプリ開発の大まかな相場」より
ネイティブアプリの方が高くなるのは、iOSアプリ用、Androidアプリ用と別々に開発が必要になる部分が多くなるためです。
スマホアプリはiOSアプリ(iPhoneやiPad)、Androidアプリ(XperiaやGalaxyなど)とOSごとの違いがあり、それらには新旧様々なバージョンがあり、かつ端末による違いがあります。
そのため、どこまでの範囲で開発を依頼するのかにより、費用は変わってきます。
出会い系アプリ固有の機能が必要になるケースが多く、費用が通常のアプリより高くなる傾向があります。
比較ビズによると、Paris(ペアーズ)のようなマッチングアプリを3社から見積もりを取ると、847万円〜1020万円の見積もりになったとのことです。
先ほど、健全なサイト運営が行われるように児童が参加しないこと、不適切な書き込みがないことなど守らないといけないルールがあるという話をしました。
管理画面で不適切なワードややりとりがないかチェックできる機能や、不適切な投稿ができないようなNGワードの設定の機能なども必要かどうか検討が必要です。
その他にはParis(ペアーズ)のような出会い系のマッチングアプリの場合には、以下のような機能が場合によっては必要かもしれません。
・会員制のランク機能
・SNS認証(Facebookなどでの認証の場合には、友達数が一定以上いないと登録できないようにするなどもありえる)
・本人確認書類提出前による機能制限
・メッセージ
・ポイント(課金)機能
・足跡の機能、その履歴表示
・いいね機能、その履歴表示
・プッシュ通知
・ブロック機能
出会い系特有の機能や法律に準拠するために必要な機能など、通常のマッチングサイト以上に出会い系サービスの開発は仕様が複雑なためどこまでも作ろうと思えば、費用はいくらでも高くできてしまえます。
アプリ開発をする場合、「App Store」や「Google Play」に申請作業が必要になり、申請にも費用がかかります。
iOSアプリではApple Developer Programで開発者登録を行い、アプリを公開している間、約1万円の年間費用がかかります。
Apple Developer Program
Androidアプリではデベロッパー契約が必要で約2700円の登録料がかかります。
参考「アプリ開発の費用の相場・開発費用を抑えるコツ・開発会社の特徴」ー「アプリ開発の大まかな相場」より
また、アプリには審査というものがあり、基準を満たしていないとリジェクト(申請拒否)され、再度、指摘内容を修正して、申請をし直す必要があります。
そのリジェクトのリスクを請け負いたくないため、開発会社によってはソースを納品するところまでの見積もりの場合もあります。
事前にすり合わせをした方がよいです。
Paris(ペアーズ)のような出会い系のマッチングアプリの場合には、法律も絡み、個人情報も取得し、課金機能もあるため、審査のハードルも高く、手間が多いため、仕様のすり合わせや開発自体やリジェクトのリスクもあるため、開発会社の見積もりとしては高くなってしまいます。
そのため、ソース納品ではなく、申請が終わるまでを依頼しようとするとその分費用が必要だと思われた方がよいでしょう。
【特定商取引法】
ダウンロードするのに500円などの売り切り型のゲームの場合にはそこまで関係ありませんでしたが、アイテム課金などをする場合には注意が必要なことが多いです。
値段、支払い方法や時期、商品・サービスの提供時期、契約解除に関する表示なども必要です。
また、アプリの提供を万一終了した場合の対処についても検討が必要となります。
告知なしに終了する場合には損害賠償の問題になる可能性もあります。
出会い系に関しては、出会い系サイト規制法という法律があります。
健全なサイト運営が行われるように児童が参加しないこと、不適切な書き込みがないことなど守らないといけないルールがありますので事前に確認するようにしましょう。
個人情報を取り扱う場合は、個人情報の取り扱いについて明記する必要があります。
また、後で説明しますが、iOSアプリの場合のアップル社の審査に合格しないとアプリの公開ができません。
アプリで必要のない個人情報の項目を無駄に取得すると審査に不合格になる(リジェクトされる)ことがあります。
参考「はじめてアプリ開発を発注する際に注意するべき12のポイント」ー「2.法律について」「4.アプリの利用規約について」
作った後のメンテナンスに関する費用です。会社によって行なっていなかったり、開発費用のxx%が毎月かかるなど様々ですので開発前に確認される事をオススメします。
アプリで開発した場合、保守についてはwebで開発するよりも費用がかかるケースが多いです。
iOSアプリの場合は新しい端末がだいたい一年サイクルで発売されますが、Androidアプリの場合はが3ヶ月ごとに発売されます。
リリースした時のOSや端末では動作保証ができていても、新しいOS、端末が出た場合の対応などは定期的に必ず発生しうるため、アプリの方が保守の費用は高くなりがちです。
これはシステム開発において有名は絵です。
顧客が「木にぶら下げたブランコを作りたい」と伝えた。それをプロジェクトリーダーの理解の時点でそもそも顧客からの話とはズレていますし、営業の約束は過剰になっています。
色々な人が色々な解釈をしてますが、実際に顧客が欲しかったものは「木にぶらさがったタイヤのブランコ」だったというオチです。
これは、システム開発において、顧客が要望を伝えることも難しいし、開発側が捉えることも難しいことを表しています。
冒頭で、Paris(ペアーズ)のような出会い系のマッチングアプリの各社の見積もりが1000万円前後でしたが、ご要望次第では600万円〜1500万円になることもあり得るとお話ししました。
これは簡易に本当に欲しいものだけを的確に要件として伝えることができれば、600万円にもなりえます。つまり、開発会社に提案させたり、一緒に考えたりではなく、極論を言えば、作業ベースで依頼できる状態であればということです。
ただし、開発会社にマッチングアプリ開発を依頼される企業様は、専門家ではないため、的確に要件を伝えることは難しく、アプリ開発会社と相談をしながら進めることになるでしょう。
その一方で、お客様が普段触られているアプリはいずれも有名サービスばかりです。
LINEやFacebookやメルカリなどのクオリティー、デザイン、UXなどを作られたいアプリでイメージされているかもしれません。
しかしこれらのアプリは総額の開発費用としては数千万円は少なくとも開発費用としてかけているものです。
Paris(ペアーズ)も同様で、完全にParis(ペアーズ)と同等のクオリティーを求めると1500万円でもできないと思われます。
それだけに、Paris(ペアーズ)ほどの機能量もなく、クオリティーではないが、あまりに酷すぎないクオリティーでというレベルで1000万円前後ということで、このあまりにも酷すぎないレベルというのが人により解釈が異なるため丁寧に認識をあわせる必要はあります。
アプリで開発するメリットは、新規で獲得したユーザーを囲い込みやすく(利用率・利用頻度を高める)するところにあります。
アプリをダウンロードするとスマホのホーム画面に常時アプリが存在したり、WEBとの大きな違いとしてはプッシュ通知を送ることで運営側からユーザーを戻せるところが特徴です。
マッチングサービスという、需要側と供給側をマッチして、はじめて価値がでるというサービスの特性上ここのメリットは大きいです。
これまで説明してきたように、マッチングサイトをアプリ用で作る場合には、webでの開発費用に追加で200-300万円は必要になります。
また、維持費用としても新しいOS、端末が出た場合の対応が必要なため、アプリの方が保守運用の費用は高くなりがちです。
それでも、マッチングサービスはアプリで何とか作りたいと言う方は、費用の抑え方のポイントを以下に記載しておりますのでご確認ください。
web用に記載したものですが、考え方はアプリでも同じです。
これが最大のデメリットかもしれませんが、アプリにした場合には、手数料が取られ、また、事業としてもリスクがある状態になります。
「App Store」や「Google Play」上に無事マッチングアプリをリリースできたとします。
月の売上が例えば100万円だったとします。ただし、プラットフォームには手数料の支払いが必要で、「App Store」や「Google Play」に30%を支払うことになります。
つまり、手元に入る金額は70万円になるのです。
また、特に「App Store」は出会い系アプリの審査に厳しく、ルールが変わることもあります。
例えば、やっと「App Store」で月1000万円売りあがるようになったとして、突如リジェクトされたりします。(アプリを落とされる)
再度リジェクトの対応をするまでは「App Store」での売上が0になります。
アプリという特定のプラットフォームに依存するビジネスというのは、こういうことが起こり得るリスクがあります。
現に、アプリにもよりますが、とある出会い系アプリではリジェクトされ、申請しなおし、またリジェクトされと、いたちごっこを繰り返しているアプリもあります。
このようなことは一般的なマッチングアプリでも大なり小なり起こり得るリスクはありますし、出会い系のマッチングアプリではなお、審査が厳しいため起こり得る可能性が高いと言えます。
マッチングサイトをアプリで作られる場合には、費用を相当投入する覚悟がある場合には、最初からアプリでも問題ないと思います。
ただし、プラットフォームリスクがあるため、急に売上0になることもあり得ますので、webで作ることも想定されていた方が良いと思います。
皆さんはマッチングアプリを開発したい、モノを作ることがゴールではなく、「事業として成立させる」ことがゴールだと思います。
そして、マッチングアプリを開発するとは同時に「新規事業立ち上げ」でもあり、こういうマッチングサービスを作れば市場があるのではないか、ユーザーに喜ばれるのではないかという何らかの仮説があり、それを検証するプロセスでもあります。
マッチングサービスをアプリで開発する場合には、費用と開発期間がwebで開発するよりかかります。
マッチングアプリをリリース後、ユーザーの反応を確認し、仮説と違う結果があれば、そこを修正しという追加で開発していき、市場にフィットさせていくことになります。
その際にアプリの場合には、申請期間があること、開発がwebより時間がかかるという事情もあるため、webに比べると仮説検証・PDCAのサイクルは回しにくいとも言えます。
新規事業に答えはなく、ユーザー・市場が答えです。アプリが必ずダメで、webが必ず良いとは言いません。アプリである必要性のあるサービスもあります。
ただし、上記のような背景があることを考慮し、判断されることをオススメします。
いかがだったでしょうか。
近年様々な便利なマッチングアプリやサービスが流行っており、いざ立ち上げようとすると、アプリの場合にはかなりのコストがかかります。
また、「新規事業立ち上げ」のため、最初から大きな予算は取りにくい、小さく事業検証しながら、スモールスタートしたい。
そのようなご要望に対応するためのサービスを弊社では用意しております。
いわゆる、リーンスタートアップ(Lean Startup)というシリコンバレー発の起業の方法論として、有名なMVPという概念での開発です。
これは”Minimum Viable Product”の略語で、顧客に価値提供できる最小限の試作品というイメージです。
事業を立ち上げる=ユーザーへの仮説検証ですので、そこに市場があるのか、サービスとしてうまくいくのか検証するために必要な機能に絞り開発するという考え方です。
詳しくは、まるで社内の開発チームのように開発を推進できる開発の本質を追求したラボ型・ニアショア・アジャイル開発をご参照ください。
興味がある方は是非お気軽にお問い合わせください。確実にメリットがある情報をご提供させていただきます。