2020.06.09

マッチングサイトの初期ユーザーの集客方法6つのポイント

 

注目 ラボ型・ニアショア・アジャイル開発

まるで社内の開発チームのように開発を推進できる開発の本質を追求したラボ型・ニアショア・アジャイル開発

 
 

弊社は、多くの開発会社・制作会社を見てきている、比較してきている開発会社選定のプロにより、「マッチングサイト構築の実績が豊富なホームページ制作会社・システム開発会社」として多数メディアに掲載されております。

 
評価されたポイントとしては以下です。

  • ●  成果の出る(ビジネスとして成功する・課金・マネタイズを考慮した)マッチングサイト構築ができる
  • ●  お客様の状況に合わせてマッチングサイトとしてコアな機能・ビジネスとして成功するか検証すべき機能を提案し、予算を抑えながらスモールスタートができる
  • ●  元大手事業会社出身のメンバーが在籍しているため、マッチングサイトを成功させるためのノウハウを持っており、コンサルティングに強い
  • ●  マッチングサイト構築だけではなく、マッチングサイトの集客・マーケティングについてもワンストップで支援ができる
  • ●  オリジナリティーが高いマッチングサイト構築ができる

 
マッチングサイト構築でお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
 

はじめに

これからマッチングサービス事業を立ち上げようとされる場合、マッチングサイトを開発するだけではなく、どのように集客したらいいのだろうかと検討されるのではないでしょうか。
 
良いサービスさえ作ってしまえば、ユーザーは勝手に集まるでしょうと思っていたら大間違いで、そんなことはほとんどありません。
今でこそ有名なマッチングサービスでもサービス直後の初期には明らかに戦略的に集客について考えて、進めています。
 
この記事では、これからマッチングサイトを立ち上げられようとされる方向けに初期フェーズにおける集客のセオリー6つを説明します。
 

 

 

1.マッチングサイトは供給側から集客する

マッチングサイトとは、需要と供給をマッチングさせるサイトを指しますが、集客する際には、供給側、需要側の両方を集客する必要があります。
 
例えば、料理宅配サービス「代表例:Uber Eats(ウーバーイーツ)」ですと、宅配料理を提供するお店(供給側)と宅配料理を食べたい人(需要側)の両方を集める必要があります。
 
ここでどちら側から集めるべきかという、いわゆるタマゴとニワトリの問題が発生しますが、実はセオリーがあります。
 
TechCrunchの記事によると
 

17社中の14社(約80%)がサプライ側にフォーカスしていたことが分かった。サプライ側にフォーカスした会社は、サプライを集めることによってデマンドが増える仕組み、もしくはデマンド側は口コミで増えるパターンが多い。

とのことです。
 

つまり、供給側を先に集める方がうまく行く事例が多かったということです。
 
これは、言われないと意識しませんが、少しイメージするとわかると思います。
例えば、料理宅配サービス「代表例:Uber Eats(ウーバーイーツ)」ですと、宅配料理を提供するお店(供給側)が全然集まっていないにもかかわらず、宅配料理を食べたい人(需要側)を集めようとします。
 
どう集めればいいんでしょうか。提供できるものがないのに食べたい人を集まるのは困難です。
逆に、宅配料理を食べたい人(需要側)はこれから集めるが、宅配料理を提供するお店(供給側)にプラットフォームに参加してもらえないかというのは条件が折り合えば参加してくれると思います。
 
また、宅配料理を提供するお店(供給側)が集まってしまえば、これだけの宅配料理を提供するお店(供給側)があるサービスですという状態になって、はじめて、宅配料理を食べたい人(需要側)は集めやすくなるのもわかると思います。

 

2.初期ユーザーをβ(ベータ)リリース・無料期間を設定して集客する

マッチングサイトはなかなかマッチしないものがマッチすることに価値があります。
マッチングサイトにおける供給側・需要側を可能な限り集め、ユーザーが求めるマッチングの確率・質を可能な限り高めることがサービスの価値を高めることになります。
 
その一方で、マッチングサイトとして、収益を上げないとサービスを維持することはできません。
そこで、課金機能を入れる必要があるのですが、マッチングサイトをリリースして初期段階では、なかなかマッチングが起こらなかったり、マッチングの質が悪かったり、様々な事が起こりえます。
 
そのような状態であったり、リスクがあり得る状態で、マッチングサイトの参加者を募る際に、お金を支払ってまでそのマッチングサイトに参加するかというと、参加の可能性を下げることになります。
 
そのように、参加者がいつまでたっても集まらないと、マッチングサイトとして価値があがりません。
 
おすすめとしては、ベータ版(正式版をリリースする前のテスト版)、一定期間は無料でサービスを提供し、しかるべきタイミングで課金機能はリリースすると案内した上で、マッチングサイトの参加者を集めます。
 
そうであれば、特にリスクもないため、マッチングサイトへの参加のハードルは下がり、参加者を集めやすくなります。
できれば、サービスを一緒に作っていくという気持ちになってくれるようなユーザーを集め、意見をヒアリングしておき、サービスの改善につなげていきます。
ある程度マッチするよう参加者が集まり、十分に価値を提供できるとわかった段階で課金機能をリリースします。

 

3.マッチングサイト利用者にリスクの少ないマネタイズ(課金)方法を提供する

「2.初期ユーザーをβ(ベータ)リリース・無料期間を設定して集客する」に近い考え方ですが、マッチングサイトの初期段階でサービスの完成度がまだ低い時期は、課金方法としてはまだ成果報酬型なら参加のハードルを下げることはできます。
 
ただし、成果報酬とはいえ、マッチングの質が低くないだろうか?支払う価値があるだろうか?と、やはり、集客のハードルはあがります。
参加者が少ない段階で、マッチング率・数も高くない状態の成果報酬はそこまで大きな額にはならないとは思います。
そこまでして、最初から成果報酬でマネタイズをするのかは検討が必要です。
 
マッチングサイトはユーザーを集め、マッチングの質・率を高くするのがサービスの価値を高める本質です。ユーザーが集まってなんぼの世界です。
ユーザーが集まってしまえば月額課金なども可能になります。
 
初期の課金に対しては慎重になることをお勧めします。

 

4.マーケットを絞ることで集客範囲を狭くし、マッチング率を高める

TechCrunchの記事で「マーケットプレイスを制限すること」について紹介があります。
 

成功したほとんどの会社はマーケットプレイスに制限をつけいる。インタビューした会社の1社を除いて、マス向けへの成長の前にまずは自分のターゲットを絞っていた。制限というのは、地域別、もしくはカテゴリー別。サプライ側とデマンド側が同じ場所にある必要があれば、制限はほぼ必ず地域別。

 
とのことです。
 

ここでは、マーケットプレイスと記載がありますが、プラットフォーム、マッチングサイトと読み取っていただいて問題ありません。
 
マッチングサイトはそのパターンにより、時間、場所が制約になるマッチングサイトがあります。
 
どういうことかというと、タクシーの配車サービス「代表例:Uber(ウーバー)」ですと、今その瞬間、そのタイミングでマッチングしないと意味がありません。
明後日にマッチングされてもサービスの価値はないことになります。つまり時間的な制約のあるマッチングサイトと言えます。
 
また、東京でタクシーに乗りたい人と、北海道のタクシーがマッチしても意味がありません。これは場所的な制約もあるマッチングサイトと言えます。
 
一方、M&Aマッチングサービス(事業を売りたい(譲渡・売却・承継)したい経営者と、事業を購入(継承)したい経営者をマッチングするM&Aマッチングサービス」「代表例:トランビ」ですと、時間的にも、場所的にも制約になりにくいマッチングサイトです。
 
事業を売りたい企業と今、今日マッチングする必要はありませんし、東京の会社と北海道の会社がマッチしても大きな問題はありません。
 

このように時間、場所の制約があるパターンのマッチングサイトの方が、マッチングさせる難易度が高いのです。
 
そのため、マッチング率を高めるために、例えばタクシーの配車サービス「代表例:Uber(ウーバー)」のようなサービスをリリースする場合には、初期は、東京や関東限定でサービスをリリースし、集客した方がマッチング率も高まり、サービスが成立しやすいということです。
 
こういう状態であれば、サービスに価値があるため、ユーザーを集めやすくなります。

 

5.既存の顧客リスト・知り合いから集客する

マッチングサイトの集客となると、すぐにWEB広告が思いつくと思いますが、初期段階ですぐにWEB広告はあまりお勧めしません。
というのも、ユーザーのニーズ、サービスの課題や価値がまだしっかりと理解できていない段階でマスに向けてWEB広告を打っても、ピンポイントで効果の高い広告にはなりにくいためです。
 
初期段階では、WEB広告ではなく「2.ベータリリース」として、意見をくれる友達や知り合いに使ってもらうことから始め、サービスのニーズを掴む方が良いです。
 
また、法人ですと何らかの事業を今行っており、今回作るマッチングサイトもその延長線上のサービスということもあると思います。
その際には、既存顧客に使ってもらう、既存の顧客基盤を利用するという集客の方が効率も良く、サービスへの意見も集めやすいです。

 

6.安易にweb広告打たない・他の集客手段を活用できないか検討する

これまで説明したように、マッチングサイトの初期段階で課金機能がない状態であれば、ユーザーにとって大きなリスクがある状態ではありません。
だからと言って、いきなり、マスに向けてWEB広告を打っても、ニーズが把握しきれていないため、効果の高い広告にはなりません。
 
知り合いや既存の顧客リストでの集客を終えたら、例えば法人を集める場合には比較的、法人のリストが集まりやすいため、そこにアプローチできないか検討します。
 
例えば、料理宅配サービス「代表例:Uber Eats(ウーバーイーツ)」のようなサービスを東京でやろうとする場合、インターネットを検索すれば東京の飲食店はすぐに見つかります。
 
その飲食店のホームページの問い合わせに、サービスの概要資料を送付するのも手です。
 
また、小さな飲食店ですと、ホームページもあまり見ていないかもしれないので、直接チラシを持っていく方が早いかもしれません。
 
これらのやり方で、もし集客ができない場合、基本的には課金機能がなければユーザーに大きなリスクはない状態なので、サービスに何らかの大きな欠陥か仮説の間違いがあったと考えた方が良いです。
 
個人を集めようとする場合には、法人と違って、何らかのリストになっていないため、やり方は検討ですが、PRを使うのも手です。
また、集めたい属性のユーザーがはっきりしている場合には、SNSや何らかのコミュニティにアクセスする手段がないかを検討します。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
マッチングサイトの初期フェーズでうまくいきやすい集客方法として、供給側から集め、ベータ版リリースをして、無料利用可能など集客ハードルを下げ、マーケットを絞ることで集客範囲を狭くし、既存の顧客・知り合いからアプローチし、サービスに有益な情報を集め、知り合い意外にはお金を使わない集客方法でテストしていく、ということになります。

 

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